
ザンビアからの留學生、感染癥と闘う中國に特別な「ギフト」
作曲中のギフトさん。(資料寫真、重慶=新華社配信)
【新華社重慶8月3日】中國では卒業シーズンが過ぎたが、卒業論文の口頭試験をすでに終えたザンビアからの留學生ギフト(Gift)さんは、まだ中國重慶市の西南大學のキャンパスにとどまっている。「私の名は『贈り物』という意味。帰國前に中國に特別な『贈り物』をしたい」ためだという。
ギフトさんはザンビアではミュージシャンをしていた。2015年、中國政府の奨學金を得て重慶にやって來て、西南大學の修士課程で教育経済?管理學を學んできた。
1月に新型コロナウイルス感染癥が発生すると、20日間以上アパートで待機したが、その間に攜帯電話で武漢市民が団結して新型コロナウイルスと闘うニュースを見ていた。「國外では中國の感染狀況について誤った情報が多く、一人の外國人として、中國が一體何をしているか人々に明確に理解してもらう責任があると考えた。そして、私に最も適した表現方法は音楽だ。」

ザンビアからの留學生、感染癥と闘う中國に特別な「ギフト」作曲中のギフトさん。(資料寫真、重慶=新華社配信)
それからすぐ、彼は最初の楽曲「CHINA WILL RISE」を作り、次のような內容の歌詞を書いた。「この土地は災難にあって辛酸をなめた。でもここを愛する人々が命を懸けて守っているから、きっとすぐに生まれ変われる。」
彼はまた、遠くアフリカにいる制作チームに働きかけて曲を正式に録音し、全世界の人々が聞けるように國內外の多數のSNSに無償でアップロードした。
彼はすでに感染癥と闘う中國を勵ますオリジナル曲12曲を作曲、現在は學校で彼にとって5枚目のアルバムとなる「Sky」の制作に打ち込んでいる。12曲はこのアルバムに収められる予定で、「音楽に國境はない。中國が逆境の中で団結し全ての困難を克服してきたことを全世界に見てほしい」と話している。(記者/周聞韜、劉恩黎)